刺激療法と時間生物学

2016年04月27日

湯治における刺激療法 湯治の温泉療法は温熱や水圧、温泉成分からの刺激療法が主体です。カラダに刺激を与えることで、自律神経・ホルモン分泌・免疫機能の活性化を促してカラダの状態を整えます。本来生物は自然環境からの刺激を受けて生命活動を行っています。例えば人間は朝、目覚めて日常生活が始まるのも太陽の光の刺激で脳にある体内時計がリセットされ、活発な活動状態に導かれるのです。これは体内時計からの信号で、「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンの分泌が抑制されるからです。 自然環境から少し距離を置いている私たちの生活では刺激療法で、意識的にカラダを整えることが必要だと思います。 湯治における時間生物学 体内時計は時間生物学で生体リズムとして研究されており、自然環境の変化の刺激を受けながら、短くは数十分から長くは数年の周期で規則的に活動をしています。湯治における刺激療法も生体リズムとは密接な関わりがあり、決まった周期で温泉浴を愉しんでいただくのが良いと考えられています。
– 1日 –
1日の中でカラダの各器官はそれぞれ活性化される時間帯が違うので、温泉浴する時間帯を考慮する必要があります。特に早朝の3-6時は副交感神経から交感神経に切り替わる時間帯で、自律神経の嵐とも言われており、温泉浴による刺激は避けたほうが良いようです。
– 2・3日 –
湯治をはじめると「好転反応」と呼ばれる一時的な体調不良を自覚することがあります。これは刺激に対してカラダの正常でない部分が反応を示している状態です。刺激療法に対する反応は2~3日目くらいに出るので、好転反応として自覚がなくても4日目頃に温泉浴をしないでカラダを休めるのが良いでしょう。
– 1週間・3週間 –
湯治を始めて5日目くらいにホルモン分泌がバランスを取り戻し始めます。人間の多くの生体機能は、この適応反応と代償作用でリズム性を持っており、リズムはほぼ一週間を周期としているので、これを一巡りとして三巡り(三週間)が湯治の基本になります。 ラドンナにおける刺激療法と時間生物学 ラドンナは天然温泉成分ラドンによる刺激療法です。ラドンナの利用者の方々のお話をお伺いすると個人差はありますが、当日に体感があり、2~3日目くらいに好転反応が、一週間で代償作用が生じるといった感想を良く伺います。その際も毎日ラドンナを使用するのではなく1日おきや、2・3日おきのような間隔をとってご利用いただいております。長くラドンナで作用を愉しんでいただくために、湯治の作法を取り入れていただく事をお勧めしております。

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株式会社ボーダー

株式会社ボーダーは未来環境研究機構株式会社( 略称: MEC ) の製品販売会社です。「ラドンナ」の販売・レンタルや施設導入・運用サポートを行っております。

がん・難病専門のクリニック院長の前山和宏氏が執筆された「末期がん逆転の治療法」にて、「ラドン吸入」による実績が記載されています。